カーボンクレジット・排出量取引制度についてのオールインワン情報サービスを提供する株式会社ExRoad（エクスロード、本社：東京都港区、代表取締役：木村圭佑、以下当社）は、Viridios AI社との戦略的パートナーシップを締結し、ボランタリークレジットについての最新価格データベースを提供開始しましたことをお知らせします。
提供開始の背景
ボランタリークレジット市場は、シェルとボストンコンサルティンググループの共同レポートによれば2030年にグローバルで100億ドル～400億ドルのレンジまで成長すると予想されています（※1）。国内においても、各企業はクレジットの創出プロジェクトの立ち上げや投資、調達戦略の策定、実際の調達など関連した動きを取り始めています。しかし、昨年2023年10月に東証カーボン・クレジット市場が開設され、Jクレジットに関する市場動向はベンチマークできるようになった一方で、ボランタリークレジットについては相対取引の慣行が強く、指標となる価格データが不足しているとの課題がありました。
そこで当社は、プロジェクトタイプ・ヴィンテージ別にボランタリークレジットの最新価格情報にアクセスできるデータベースの提供を開始いたします。グローバルに17,000以上のプロジェクトをカバーするクライメイト・データソリューションカンパニーであるViridios AI社（以下VAI）との戦略的パートナーシップを締結し、精度と透明性の高い情報の提供を行うことによって、本市場に関わる皆様のサポートをしてまいります。
VAI社の概要
2021年に設立された世界有数のクライメイト・データソリューションカンパニー。グローバル企業、金融機関、ファンドマネージャー、プロジェクト開発者、政府機関、NGOなどへのカーボンクレジット分析プラットフォームの提供や、S&P Global PlattsへのAIを活用したボランタリークレジット市場における価格指数策定のサポートも行っています。2023年には、4,000人以上の投票者が参加する、世界のボランタリーカーボンクレジット市場において最大規模かつ注目度の高い調査の一つであるEnvironmental Finance RankingsのVoluntary Carbon Market Rankings部門において、2年連続でBest Market Innovation賞を受賞しています。
VAI社の共同創設者兼Chief Market Intelligence Officer, Bertand Le Nézet氏のコメント
「ボランタリーカーボンマーケットの拡大・発展には、信頼性が高く、構造化されたデータが不可欠です。ExRoadとパートナーシップを結び、当社の広範なデータ（クレジット価格等）を日本市場へ提供できることを嬉しく思います。」
データベースの概要
現在提供している”カーボンクレジット・排出量取引制度オールインワン情報サービス”に、プロジェクトタイプ・ヴィンテージ別にボランタリークレジットの価格データを閲覧できるコンテンツを追加いたしました。森林やブルーカーボンをはじめとした自然ベースから、技術ベースのプロジェクトまで幅広くカバーしています。
料金プランなどの詳細については、当ホームページの「お問い合わせ」よりお気軽にご連絡ください。
7/17(水)11:00- 無料ウェビナー
2024最新カーボンクレジット市場 －カオスマップをもとにわかりやすく解説－
先日当社より、2024年最新版”カーボンクレジット市場カオスマップ”を公開いたしました。各SNSなどでも多く拡散いただき大変ご好評をいただいているため、この度、本マップをベースとして市場の全体像と最新概況を解説する無料ウェビナーを開催いたします。
【このような皆様におススメです】
カーボンクレジット市場全体の構造についてもう少し理解を深めたい/ざっくり市場の全体感を把握したい/最新の国内外トピックスを知りたい
これから本市場でビジネスをしたい/既にしているが情報に追いつけていない/情報収集について課題感がある
事業部/新規事業部/営業企画部/経営企画部/サステナ部/その他脱炭素関連部署
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